お茶が入りましたよ:トップ>茶道を愉しむ>『南方録』を読む>7 茶室の花は軽くいけるのがよい

<7> 茶室の花は軽くいけるのがよい。


    小座敷の花ハ、かならず一色を一枝か二枝かろくいけたるがよし、勿論花によりてふわふわ
    といけたるもよけれど、本意は景気をのミ好む心いや也、四畳半にも成てハ、花により二色も
    ゆるすべしとそ、


    【熊倉博士の語訳】


    「小間の茶室の花は必ず一種類の花を一枝か二枝程度、軽くいけたのがよい。もちろん
    花の種類によってはふさふさとたっぷりいけるのもよいけれど、軽くいけるということの
    本当の意味は、わびた小間での茶には、見た目の美しさや様子ばかりを好む心がふさ
    わしくないということなのだ。四畳半にもなれば、花によっては二種いけにしてもよいだ
    ろう」とのことであった。
    

    【熊倉博士の解説概略】


    小座敷のわび茶では、花もまた制限される。たった一種類の花を軽くいけ、華麗さを
    さけるのをよしとする。
    茶室の花はわび茶の思想と趣向の表現であって、花そのものの美しさの表現ではない。





    


                お茶が入りましたよ〜:topへ           『南方録を読む』ページへ戻る  



                        Copyriht(C)お茶が入りましたよ〜All Rights Reserved