お茶が入りましたよ:トップ>茶道を愉しむ>『南方録』を読む>28 小座敷の花入には竹の筒・籠・瓢がよい

<28> 小座敷の花入には竹の筒・籠・瓢がよい。


    小座敷ノ花入ハ、竹ノ筒、籠・フクベナドヨシ、カネノ物ハ、凡(おおよそ)四畳半ニヨシ、小座敷
    ニモ自然ニハ用ラル、


    【熊倉博士の語訳】


    小間の茶室の花入は竹の筒、籠、瓢などがよい。胡銅のものは大体四畳半に。
    小座敷でもそれで不自然でなければ使える。


    【語釈】
    フクベ : ユウガオの実。
    カネノ物 : 胡銅などの金属製の花入。


    【熊倉博士の解説】

 
    当時の感覚では名物の花器は青磁か胡銅であった。したがって竹を切った花入や籠、瓢
    などは格の低い、やつした花器であった。真行草の”草”である。だから小座敷の草体の
    花には、花入も草体の竹花入などがほしい。


    


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