お茶が入りましたよ:トップ>茶道を愉しむ>『南方録』を読む>25 つるべの水指の扱い方

<25> つるべの水指の扱い方。


    ツルベハツクバヒテ下ニヲキ、其所ヲウゴカサズ、扨又(さてまた)、後マデ置付テヨシ、客立テ後、
    取入(とりいる)へき也、口伝、所作とも多シ、
    


    【熊倉博士の語訳】


    つるべの水指はつくばって下に置き、その場所を動かさない。そしてまた最後まで置いたまま
    にしておいてよい。客が座をたってから片付けるべきものである。
    この扱いは口伝や習いが多い。


    【語釈】
    つるべ : 井戸の釣瓶(つるべ)を工夫して水指に用いたもの。檜の木地のまま、蓋は割蓋。


    【熊倉博士の解説】

 
    漆や金属の”真”の道具を捨て、”真”を”草”に”やつし”た木地の美しさのなかに”わび”を
    追求した新しい美の追求であったといえよう。


    


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