読書 |
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読書の小部屋
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◇藤沢周平の読書棚 ◇海音寺潮五郎の読書棚 ◇山本周五郎の読書棚 |
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| 読書の小部屋・・ ギーツ・・・いやにきしむ古い木製のドアを開けて読書の小部屋に入る。 窓は南に向かって中連の小窓。 ガラス戸が開いていたらしく、カーテンがさーっと揺れる。 この読書の小部屋は、東と西の壁、そしてドアのある北側の壁にも本棚が天井まである。 本が未整理のまま雑然と並べてあり、中には読書されてない本が背表紙をこちらに向けて 横積みしてあったり、本屋さんが付けてくれたカバーのままで、何の本かわからないの がたくさんある。おそらくこれらも読書してないのだろう。 僕の読書に机はいらない。そのかわり、リクライニングの座椅子が真中にぽつんと置いてある。 今日は何を読もうかな。僕は読書の小部屋を一回りする。 司馬遼太郎がある。中村元の仏教書、海音寺潮五郎の列伝、松本清張の推理小説。 推理小説ならこちらに宮部みゆきがあるぞ。 本棚の下のほうには、いつ読んだか分からない世界文学全集なんかもある。 おや、おや、こちらには世界地図の本があった。 でもこれは古いから、ソ連や東ドイツがあるやつ。 古いと言えば中学時代に広げた星座の本がまだ何処かにあるはずだ。 チョット探して見たい気もする。 それにしても村上春樹のノーベル賞は残念だったなあー。 最近「春樹」に半分ハマリそうな僕には関心の大きいことでした。 カフカ少年が通った「甲村図書館」やカフカ少年の海辺は高松だ。 高松は、僕の叔父さんやイトコ達がいる僕にとっても懐かしいところだ。 よし、きょうは司馬遼太郎の「対談集」の一冊を読みかえそう。 僕は「司馬遼太郎」の本棚から『八人との対話』を出して、座椅子に座る。 そしてまず、持ってきたコーヒーポットから、熱々のコーヒーをカップに注ぐ。 ちょっと一口飲んで、1ページをめくる。 この本の対談者八人の中に僕の好きな山本七平・丸谷才一・永井路子・立花隆がいる。 それにしても僕の本棚の司馬さんのコーナーには小説は少ない。 小説より、圧倒的に多いのは対談集とエッセイや講演集。僕にはこちらがはるかにおもしろい。 残念なのは、「藤沢対司馬」の対談が実現しなかったこと。 お互いに意識的に避けていたのかなあーって思います。 それに司馬さんが、佐高 信さんと対談したらどうなっていただろう? 取材で全国を歩かれた司馬さんの文中で刺激され、今一番行きたい場所は 鹿児島県の「坊津」。 かつて、島津藩の密貿易で栄えた港。 荒涼と感じる筆致のなかに「坊津」のロマンを感じる。 鹿児島に行ったらついでに(失礼)行ってみたいのが、海音寺潮五郎さんの生誕の地である 現在の大口市。西南戦争の激戦地でもあった場所。 海音寺さんの人間性が好きだ。直言居士。おもねることの嫌いな腹の据わった人。 海音寺さんの作品は、ひと言で言えば武骨。丹念に資料をあさり、歴史学者に近い作家と思う。 「列伝」ものもおもしろい。そして「二本の銀杏」は何度も読み返している。 ・・・・・読み進めていくうちに・・・・ 今何時なんだろう?ここには時計がない。 (ちなみにどの小部屋にも、時計は置かないことにしている) 確か朝食をすませてこの小部屋に来たんだった。 半分ほど読んだから、まだ昼飯時間にはなってないだろう。 ついでに全部読んでしまおう。 そして今夜は藤沢周平でのんびりしよう。 ・・・・・・・・・。 ポットに残っていたコーヒーを、もう一杯注ぐ。 |
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